Record China 2010年9月16日(木) 18時55分
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8日、国家指導者に直接メッセージが送れるネット伝言板「直通中南海」が正式に開設された。ユーザーからのメッセージは政治腐敗を批判するものが圧倒的に多いという。写真は10年4月、地元メディアの協力で市民とのネットを通じた交流を図った山東省日照市の副市長。
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2010年9月14日、中国共産党機関紙・人民日報の電子版「人民網」と中国共産党新聞網が今月8日に開設したネット伝言板「直通中南海」には、すでに全国のユーザーから多くのメッセージが寄せられているという。広東省の南方日報(電子版)が伝えた。
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国家指導者や中央政府機関に直接国民の声を伝えることができる「直通中南海(中南海=中国政府所在地)」だが、多くのネットユーザーは「本当に胡錦濤国家主席や温家宝首相がこの伝言板を見るのか?」という疑問を抱いている。これに対し人民日報インターネットセンター世論観測室の責任者は「この伝言板に寄せられたメッセージはそのまま国家指導者に渡される仕組みになっている」と回答。言葉通りの“直通”であることを強調した。
8日の開設から13日午後4時までに、国民から胡主席宛てに送られたメッセージは2万4799通。「結婚したくても新居を準備できない」といった昨今の不動産価格高騰を嘆く内容のものが多かった。政府機関への書き込みは指導者宛ての書き込みよりもさらに活況で、中央組織部と中央紀律検査委員会の両組織にコメントが集中している。政府役人の汚職や権力濫用など、腐敗に対する怒りの声がほとんどで「政治腐敗の撲滅は最優先課題であるべき」「腐敗は党存亡の危機」「一刻の猶予もならない」といった厳しい意見が並んでいた。(翻訳・編集/本郷)
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