中国の同族経営企業、平均純利益率が国有企業を大きく上回る―米経済誌

Record China    2010年9月19日(日) 10時18分

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14日、米経済誌・フォーブスが行った「中国家族企業調査」によると、中国上場家族企業の過去3年間の経営能力と成長速度は国有企業よりはるかに優秀であることが判明。写真は4人兄弟で飼料開発・生産メーカーを立ち上げた東方希望グループの劉永行氏。

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2010年9月14日、米経済誌・フォーブス(中国語版)は「中国 最優秀家族企業ランキング」を発表した。これにより、中国の同族経営企業が良好な経営状況にあり、その実績は国有企業よりはるかに優れていることが明らかになった。15日付で北京晨報(電子版)が伝えた。

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フォーブスが独自に行った調査によると、上海深セン両株式市場に上場している同族経営企業の総数は今年6月末の時点で305社。両市場の民間上場企業全体の36.2%を占めている。また、これら同族経営企業の企業価値時価総額は1兆4657億円で、上海・深セン両市上場企業時価総額の7%を占めた。また同族経営企業305社のうち、創始者が夫婦関係の企業は110社、兄弟関係にあるものが133社だった。

さらに上場企業で見ると、同族経営企業の過去3年間の売り上げ増加率が17.24%であるのに対し、国有企業は7.04%。同じく過去3年間の平均純利益率を比較すると、家族企業は12.53%だったが国有企業はわずかに2.85%しかなかった。こうした家族企業の成功は創業者である現在の経営者によるもの。調査対象者の65.8%が自分の家族を後継者に望んでいるが、その2代目や3代目が初代同様に成功を収めるかどうかはまだ先の話だ。(翻訳・編集/本郷)

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