<尖閣問題>訪日旅行自粛の動きに「理解する」―中国国家観光局

Record China    2010年9月24日(金) 12時2分

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23日、中国国家観光局の報道官は、尖閣諸島沖での漁船衝突事件を受け訪日旅行自粛の動きが広がっていることに対し、「理解」を示した。写真は3月、遼寧省瀋陽市で開かれたビジット・ジャパン・キャンペーン。

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2010年9月23日、中国国家観光局の報道官は、尖閣諸島沖での漁船衝突事件を受け訪日旅行自粛の動きが広がっていることに対し、「理解」を示した。新華網が伝えた。

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報道官は「国家観光局はこうした動きを理解する。日本側は中国側の再三の厳正な申し入れにもかかわらず、いまだに漁船船長を拘束したままだ。これでは中国人の日本への旅行の意欲は著しく損なわれるだろう」と述べた。

このほか、同局の祝善忠(ジュー・シャンジョン)副局長は22日〜23日に奈良市で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)観光相会合に予定通り出席したが、馬淵澄夫国土交通相への表敬訪問は中止された。

記事によると、同局幹部が来日の際は国土交通大臣への表敬訪問が慣例となっており、今回も日本側から積極的なアプローチを受けたが、衝突事件を受け、同局はこれを取りやめた。また、観光庁からも祝副局長との会見を打診されたが、同局がこれを断った。

このほか、中国外交部の姜瑜(ジアン・ユー)報道官は21日の定例記者会見で、「中国人観光客は渡航先に安全で心地よい場所を選ぶだろう」と述べ、訪日旅行への影響を示唆した。統計によると、今年1−7月に訪日旅行に出かけた中国人は前年同期比38%増の延べ119万人に上ったが、これが大幅にペースダウンすることは避けられない見通しだ。(翻訳・編集/NN)

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