Record China 2010年9月26日(日) 22時45分
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25日、中国の都市におけるスモッグ現象が非常に深刻な問題となっていると中国紙が伝えた。写真は福建省アモイ市に広がるスモッグ。
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2010年9月25日、人民日報(海外版)によると、中国の都市におけるスモッグ現象が非常に深刻な問題となっている。
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9月7日の北京市。灰色に霧がかっている道路を歩きながら李(リー)さんは言った。「今日は家を出たときから鼻がおかしい。このスモッグは絶対不潔だ。ほら、頭の上も灰色だ。」
中国気象局の定義によれば、スモッグ現象とは、大量の微粒子状のほこりやちりが大気中に含まれ、視界が10km未満の状況を指す。水蒸気が主成分の霧と違い、スモッグには10ミクロン以下の微粒子状鉱物、硫酸塩、硝酸塩、有機エアロゾルなど数百種類の微粒子が含まれ、健康に有害だという。
「スモッグは自然現象ではなく、人工的に排出された産業排気物、建築砂塵、粉塵、生活排気物などが原因」と同気象局の王強(ワン・チアン)教授は指摘。王教授によると、直接的な排気物以上に有害なのが「第二次汚染物」といわれる産業排気物や自動車排気ガスなど4種の排気物が光化学反応を起こして生成したエアロゾルで、粒子の大きさが2.5ミクロン以下と小さいためより容易に体内に吸収されるという。(翻訳・編集/津野尾)
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