Record China 2010年9月27日(月) 22時45分
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26日、米シンクタンクCNASの上席研究員、ロバート・カプラン氏はワシントン・ポストへの寄稿で、中国は米国に次ぐ世界第2位の海軍力を持つと指摘した。写真は23日、黄海で行われた中国とオーストラリアの海軍合同軍事演習。
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2010年9月26日、米シンクタンクCNASの上席研究員、ロバート・カプラン氏は米紙ワシントン・ポストへの寄稿で、中国は米国に次ぐ世界第2位の海軍力を持つと指摘した。27日付で東方網が伝えた。以下はその内容。
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地政学的な観点から見て過去10年間で最も大きな事件は中国の海軍力の台頭だ。オバマ大統領も24日の南シナ海問題について話し合う会議で、同様の見解を示している。中国は最近、南シナ海で実弾演習を実施してこの海域の主権を主張し、周辺国家の強い反発を引き起こした。沖縄県の尖閣諸島沖で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件は、日中の領有権をめぐる争いが激しさを増していることを示している。
英国のような島国が大航海を行うのは至極当然なことだろう。だが、中国のように非常に長く、そして紛争の絶えない陸の国境線を持つ国にとって、海洋への進出は容易なことではない。実際、中国が最後に遠洋航海を行ったのは明代の武将、鄭和(てい・わ)の船団がアフリカまで到達した15世紀の初めである。
ところが中国は現在、米国に次ぐ世界第2の海軍力を保有している。中国海軍は英国海軍の2倍にあたる66隻の潜水艦を保有しており、2020年にはこれを米国と肩を並べる78隻にまで増やす計画だ。だが、米国経済がこのまま衰退を続け、中国の軍事費が毎年10%増というペースを保ち続ければ、両国のバランスに影響が出るのは必至だろう。(翻訳・編集/NN)
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