Record China 2010年10月2日(土) 15時16分
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9月28日、福建省福州市で一人っ子のわが子を互いに預け合い、兄弟のように育てる試みを始めた母親グループが注目を集めている。写真は中国の子供たち。
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2010年9月28日、福建省福州市で一人っ子のわが子を互いに預け合い、兄弟のように育てる試みを始めた母親グループが注目を集めている。福州晩報が伝えた。
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中国で「一人っ子政策」が始まってから30年。わがまま、社会性がない、対人関係が上手く築けないなど、その弊害が問題視されるようになって久しい。そんな中、福州市在住の李(リー)さんが今年の夏休みから始めた試みに注目が集まっている。
李さんの息子は小学3年生。仕事を持つ李さんは、長い夏休み、息子を昼間1人で留守番させることが心配だった。そこで、大学教員と公務員の友人を誘って交代で子供を預け合うことにした。子供たちの年齢はバラバラだが、一緒にいる間は兄弟のように過ごすことが出来る。「教員は長期休みがとれる、公務員はきっちり週休2日、私は自営だから時間に融通がきく」と李さん。
親友とはいえ、子供の教育に対する考え方はしっかりと確認し合い、支出もきっちりと割勘する。「効果」はすぐに現れた。李さんの息子はもともと偏食気味だったのが、「兄弟」と一緒だと競い合うように何でも食べる。「お兄ちゃん」の真似をしてお片づけも出来るようになった。時にはチャンネル権争いでケンカになることもあるが、「これも人間関係を学ぶのに良い経験」と李さんは語る。
中には「他人の子をわが子のように可愛がれるのか」と疑問視する人もいるようだが、福建師範大学の黄仁賢(ホアン・レンシエン)教授は、子供同士の中でもまれることで人間関係を学び、社会性が身につくとして「賛成」だと話す。李さんの子供たちは夏休みが終わった後も毎週末、「兄弟」たちと一緒に過ごしているという。(翻訳・編集/NN)
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