2010年10月5日、香港紙・文匯報は記事「過激化する右翼の嫌がらせ＝不安を感じる在日中国人」を掲載した。以下はその抄訳。

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日本巡視船と中国漁船の衝突事故後、福岡市で右翼団体の街宣車が中国人観光客を乗せた観光バスを包囲、横浜や神戸の中国人学校に脅迫電話がかけられ、窓ガラスが割られるなど嫌がらせが多数発生。京都の嵐山公園では周恩来の詩が刻まれた石碑にペンキがかけられた。日本で生活する中国人はみな不安を感じている。

早稲田大学に通うある中国人留学生は、早く事件が収束して欲しいと話し、外出時にはなるべく中国語をはなさないように注意していると明かした。日本滞在8年になる京都大学の中国人留学生は、「愛国心はあるが日本も好きです、両国が友好的であって欲しい」と取材に答えた。

読売新聞の調査によると、「中国は信用できない」との回答が84％に達した。同様の調査で中国に対する不信感が80％を超えたことはこれまでなかった。中国が日本に謝罪と賠償を要求したことについては、94％が「受け入れられない」と回答している。（翻訳・編集/KT）