国家公務員を一般農民や労働者からも登用、85%が末端組織から採用―中国

Record China    2010年10月16日(土) 7時18分

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15日、2011年度の国家公務員試験の申し込み受付が開始される。国家公務員局の責任者が明かしたところでは、今採用にあたって3項目の改革が実施されるという。写真は10年10月、陝西省の大学生村官の採用試験。

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2010年10月11日、京華時報によると、厳しい就職状況が続いていることにより公務員人気が高まる中国で、15日から2011年度の国家公務員試験の申し込み受付が開始される。国家公務員局の責任者が明かしたところでは、今回の採用試験では3項目の改革が実施されるという。

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1つは末端への配慮を強化し、末端組織での2年以上の実務経験を持つ人の採用を大幅に増加させることで、2010年度の70%から85%になるという。2つ目は「大学生村官」と呼ばれる大卒者の農村幹部採用をこれまでよりも自由にすること。

さらに3つ目は、地方政府や民間の優秀な人材を積極的に採用することとなっており、一般労働者や農民からも登用する可能性をひろげ、中央直属機関の末端組織で試験的に採用する方針が明かされた。

2010年度の国家公務員試験で書類選考を通過した人は144万3000人。筆記試験に出席したのは92万7000人。最終的な採用者数は1万4391人で、性別では男性が56.8%、女性が43.2%。少数民族出身者が占める割合は6.6%。大卒者が66.1%、大学院卒は22.8%となっている。

なお、国家公務員採用試験は12月5日に実施される予定となっているが、関係者によれば、受験者の多様化やハイテクの普及によりカンニングなどの不正行為も増加しており、2006年から2009年までだけでも1605件の不正が発覚したという。(翻訳・編集/岡田)

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