Record China 2010年10月15日(金) 12時54分
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13日、中国では新生児の男女比率不均衡がさらに拡大している。このままでは2020年以降、結婚できない男性が4000万〜5000万人に膨れ上がる計算に。資料写真。
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2010年10月13日、1984年から推し進められてきた「一人っ子政策」により中国の男女比率は著しく不均衡になっており、このままでは2020年以降に結婚できない男性が4000万〜5000万人に膨れ上がるという。人民網が伝えた。
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新生児男女比率の正常範囲は一般に105〜106:100といわれているが、中国では1982年の段階ですでに男子が107.1であった。2000年にはそれが116.9になり、2003年以降は120前後で推移している。北京大学国家発展研究院の曹毅(ツァオ・イー)教授は「この異常数値が今後も続けば、2020年には20〜45歳までの結婚適齢期の男性が女性よりも3000万人も多くなる計算になる。その結果、結婚できない男性が4000万〜5000万人にのぼる」と指摘している。
こうした新生児の男女比不均衡について曹教授は「『一人っ子政策』により男の子を欲しがる風潮に拍車がかかり、妊娠時の性別鑑定で女児と判明した胎児を人工中絶するケースが増えたため」と説明。「男女比不均衡は社会秩序の混乱を招く」と危惧する同教授は「満28歳以上の女性に2人目の出産を許すべきだ」という持論を記した意見書「わが国の人口均衡発展を実現するための対策建議」を発表。すでに中央政府や国務院、関係部門に提出済みだという。中国ではこれまでに、女児を出産した夫婦や一人っ子同士の夫婦に第2子出産を一部で許可する政策を人口対策として掲げている。(翻訳・編集/本郷)
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