死んだカニから毒素たっぷりの「カニみそ」、闇業者が摘発される―浙江省杭州市

Record China    2010年10月15日(金) 22時37分

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12日、浙江省杭州市で死んだカニから取り出したカニ肉とカニみそを加工して販売していた闇業者が摘発された。写真は上海ガニの出荷準備をする江蘇省常州の業者。

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2010年10月12日、浙江省杭州市で死んだカニから取り出したカニ肉とカニみそを加工して販売していた闇業者が摘発された。15日付で浙江在線が伝えた。

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この闇業者は借り上げた団地の1部屋を作業場として、死んだカニをいったん茹でた後、カニ肉とカニみそを取り出し「半加工品」として販売していた。部屋の中はハエが飛び交い、生臭い匂いが充満。取り出したカニ肉やカニみそは汚れた地面に積み上げられ、不衛生極まりない状態だった。死んだカニは自由市場から格安で仕入れていた。

死んだカニの体内にはヒスタミンが蓄積され、食中毒を誘発する。火を通しても分解されない性質のため、死んだカニから取り出したカニ肉やカニみそにはヒスタミンの毒素がたっぷり。杭州市内には人気料理「蟹粉豆腐」(カニみそと豆腐の煮込み)を出す店が多いが、中にはこうした闇業者のカニみそを仕入れている場合もあるため、当局は注意を呼び掛けている。(翻訳・編集/NN)

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