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17日、北京市はこのほど、2010年以内に同市における水不足の解決を実現するという目標を打ち出した。写真は北京市の汚水処理施設。
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2010年10月17日、法制晩報によると、北京市の再生水利用量が、同市最大の貯水庫・密雲水庫の年間供給量を超える6.5億立方メートルに達した。
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北京市は「十一五(第11次5カ年計画、2006〜2010年)」期間中に、同市における水不足の解決を実現するという目標を打ち出している。北京市では年間35億立方メートルの水の需要があるが、市外の水資源の開発、地下水の採掘、リサイクルなどで不足分の23億立方メートルをまかなっている。
「十一五」期間中に、南水北調(南方地域の水を水不足の北方地域に引くプロジェクト)のうち中央ルートの京石部分の送水目標が達成できる見込みで、そうなれば同市の水不足が根本的に緩和されると記事は指摘。中央ルートの総延長距離は307.5キロメートル。水質も北京市の基準に適合するという。これにより同市西部と南部の水不足は解決し、地下水の採掘で止まらない地下水位の低下にも歯止めをかけられると期待されている。
さらに、汚水処理施設の大規模な改良工事にも取りかかっており、再生水の水質改善と供給量の増加が見込まれている。現在、同市中心部の汚水処理率は95%、ニュータウンでは90%となっている。(翻訳・編集/津野尾)
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