緑を絶やさない〜子供達の植林活動

毎週日曜日、甘粛省武威市涼州区大湾村に住む中学校一年生の蔡会さんは朝早く起きると、自転車で各家を訪れ、五名のチームメートを召集する。メンバーは、それから植林活動を指導するおじさんのトラックに乗り、村から約15キロ離れた騰格里沙漠（中国４番目に大きい、面積は九州の2.5倍）へと向かう。

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彼らは甘粛省武威市涼州区大湾村に住む子供達によって編成された植林チームのメンバーで、毎週日曜日、騰格里沙漠で植林作業を行っている。この植林チームが誕生したのは2004年4月のこと。植林の仕事に就く祖父の孫（当時、小学生）の呼びかけによって誕生した。現在は、この学生が両親と共に引越ししため、チーム最年長13歳（2004年現在）の蔡会さんがリーダーを引き継いでいる。メンバーは当初11人だったが、現在は男の子4人、女の子2人の6人編成。最年長は蔡会さん、最年少は5歳の梁福涛くん。彼らは騰格里沙漠で唯一ボランティアの植林グループである。子供達にとって植林活動は大変な作業だが、彼らは2004年の一年間で約一万本の苗木を植えた。しかし、植林した苗木も、その内19パーセントしか育たないという。騰格里沙漠は毎年一メートルのスピードで急速に拡大しているが、メンバーは砂漠から地元を守ることを合言葉に一致団結している。砂漠の猛威も彼らの意志まで乾かすことは出来ないだろう。

植林チーム、メンバー構成

蔡 会、女、13歳、甘粛武威市涼州区A郷の中学校一年生。（リーダー）

龔吉平、男、11歳、甘粛武威市涼州区B郷大湾小学校の六年生。

蔡 平、男、10歳、甘粛武威市涼州区B郷大湾小学校4年生。

楊海霞、女、8歳、 甘粛武威市涼州区B郷大湾小学校の二年生。

梁福成、男、6歳、 甘粛武威市涼州区B郷大湾幼稚園。

梁福涛、男、5歳、 甘粛武威市涼州区B郷の幼稚園。