次の狙いはハリウッド買収!?映画で国家のイメージアップ図る中国―米メディア

Record China    2010年10月25日(月) 11時46分

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19日、経済発展を続ける中国が、「国家の国際的なイメージアップ」のためにハリウッド買収をもくろんでいるという。写真は第19回中国金鶏百花映画祭のオープニングに登場した俳優ピーター・ホー。

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2010年10月19日、米NBC電子版は「中国はハリウッドを手に入れる夢を見ている」と報じた。23日付の環球時報が伝えた。

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経済発展を続ける中国にとって、次の狙いは米国独特の産業「ハリウッド映画」だという声がある。評論家のレイモンド・チョウ氏は「中国映画の興行収入が米国を超える日が必ず来る。それは同時に、ハリウッドの映画制作会社が中国人投資家に買収される日が近いことを示す」と話す。

中国政府が中国企業の米映画制作会社への投資を支持している理由について「ハリウッド映画によって米国はソフトパワーの凄さと国際社会における良好な国家のイメージを世界に印象づけることができた。中国政府はこれをずっとうらやましく思っていた」とチョウ氏。中国にとってハリウッド映画の買収は中国の国際的立場を押し上げるだけでなく、これまで欧米諸国が押しつけてきた西洋の価値観や道徳観を払拭することができる絶好の手段なのだ。

中国政府はこれまで一貫して国内の映画産業やメディア産業の発展を支えてきた。その中国が次にハリウッド映画に狙いをつけるのは当然の成り行きだと言えよう。だが記事は、今日の西側諸国の反中感情を考慮すれば、映画制作会社を中国に売り渡す可能性は「今のところ低い」としている。(翻訳・編集/本郷)

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