Record China 2010年10月28日(木) 16時46分
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23日、日本と中国の教育現場における体育授業の取り組みの違いから、中国人は日本人に大きな体力差をつけられていると指摘する中国人識者の記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は福建省アモイ市の小学校の体育授業。
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2010年10月23日、「中日両国の学生の体育教育を考える」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。以下はその内容。
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09年8月、研究会参加のため日本のある大学の寮に1カ月余り滞在した。そこで韓国人学生チームとそのほかの国の学生からなる国際チームとのサッカー試合が行われたのだが、結果は10対2で韓国チームの圧勝だった。国際チームはまず台湾人学生が試合開始後20分で暑さと疲れから動けなくなり、続いて中国人学生2人がダウン。さらに欧米と南米からの学生がバテてしまい、結局最後に残ったのは日本人学生3人と黒人学生1人だけ。韓国人学生の驚異的な体力は別にして、日本人の体力には驚かされた。
中日両国の7歳から17歳の学生の体力や体格を比較した研究報告書によれば、50メートル走などにおいて全年齢層で日本人が中国人を上回っており、最近ではその差は広がる一方。男子の平均身長も日本人が中国人の平均を超えている。
こうした体力格差が中日間に生まれた原因は、ひとえに体育教育に対する両国の取り組み方の違いにある。中国は小学校から大学まで、とにかく勉強重視。体育など教育現場では教師も子供も「どうでもいい教科」であり、お偉い方の視察でもなければ体育教師すら来ないこともある。しかし日本ではすべての学校に災害時に避難所として使用できるほどの立派な設備を整えた体育館があり、小学校から大学まで体育は必要不可欠な授業として教師も生徒も熱心に取り組んでいる。さらに日本ではスポーツの経験や成績が就職活動などで高く評価されるだけでなく、学校の課外授業ともいえる「部活」に参加することで子供たちが社会性や集団ルールを身につけ、広範な人脈を作り上げることも可能なのだ。(翻訳・編集/本郷)
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