Record China 2010年10月26日(火) 17時19分
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25日、中国鉄建はサウジアラビアで受注したライトレール交通(LRT)建設の請負工事が、受注時より大幅に作業量が増えたことにより、赤字額が41億5300万元(約503億円)に達したと発表した。写真は7月、武漢に開通したライトレール1号線。
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2010年10月25日、中国の鉄道建設大手・中国鉄建(チャイナ・レイルウェイ・コンストラクション)はサウジアラビアで受注したライトレール交通(LRT)建設の請負工事が、受注時より大幅に作業量が増えたことにより、赤字額が41億5300万元(約503億円)に達したと発表した。中国証券報が伝えた。
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中国鉄建によると、同社がサウジアラビア当局からLRT建設工事を受注したのは2009年2月。契約内容はEPC(設計、調達、建設)からO&M(運営、維持管理)までが含まれており、当初の受注額は66億5000万サウジリアル(約1430億円)、今年9月30日のレートで人民元に換算すると120億7000万元だった。
ところが、これまでのコスト総額は160億6900万元(約1940億円)。その原因は、契約時のおおまかな設計に基づいて受注額が決められたが、実際に工事が始まってからサウジ側から新たな要求が出されるようになったことで作業量が増え、コストが大幅に膨らんだことにある。
同社はサウジ側の都合でコストが大幅に増え、巨額の赤字が生じたとして、サウジ側に賠償を求めた。サウジ側はプロジェクト終了後に専門の委員会を設け、話し合いに応じるとしている。同社は2010年度の決算までに賠償金が得られない場合、今年の業績に大きく響くとの懸念を示している。(翻訳・編集/NN)
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