<怖い中国事情>ドイツ卓球選手、中華料理の豚肉食べドーピング検査に引っかかる!

Record China    2010年10月27日(水) 11時54分

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26日、尿検査で興奮剤が検出され出場停止処分を受けた独卓球選手が、中国で塩酸クレンブテロール入りの豚肉を食べたと申し立て、処分を撤回されたことが分かった。写真は06年、温州市で処分された塩酸クレンブテロールを投与された豚169頭。

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2010年10月26日、中国網は、尿検査で興奮剤が検出され出場停止処分を受けた独卓球選手が、中国で塩酸クレンブテロール入りの豚肉を食べたと申し立て、処分を撤回されたと報じた。

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今年8月末、卓球中国オープンに参加した独代表のドミトリ・オフチャロフ選手は、尿検査で塩酸クレンブテロールが検出され、出場停止処分を受けた。まだ22歳のドイツの新星は窮地に立たされたが、当局が「原因は中国で食べた豚肉にある」と結論づけたため、選手生命を救われた。

塩酸クレンブテロール(中国では「痩肉精」との俗称で知られる)は気管支拡張剤として用いられる薬品。興奮剤として用いられることもあり、ドーピング検査の対象となっている。豚に投与すると、肉の赤身が増し、おいしそうに見えるという。中国では20世紀末から広く用いられるようになったが、多量に摂取したため中毒症状を起こした被害者も多数存在する。

当初、オフチャロフ選手には2年間の出場停止処分が言い渡されたが、頭髪からは塩酸クレンブテロールが検出されず長期利用した痕跡はないこと、中国オープンに同行したコーチからも同薬品が検出され、中国での食事が原因である可能性が高いことを申し立てたことにより、処分は撤回された。

6カ月以上の出場停止処分が科せられると、次回の五輪出場資格が失われる。九死に一生を得た若きエースは、「中国にいってももう二度と肉は食べない」と話している。(翻訳・編集/KT)

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