農民の抗議運動が相次ぐ背景とは=中国各地で農村の土地収用が拡大―中国紙

Record China    2010年11月4日(木) 7時10分

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2日、新京報は、全国20省・市以上で農村での土地収用が拡大していると報じた。写真は江西省南昌市。再開発地域に指定された旧市街地。建物には取り壊しを意味する「拆」の字が書かれている。

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2010年11月2日、新京報は、全国20省・市以上で農村での土地収用が拡大していると報じた。

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農村での土地収用が広がっている背景には、2004年に公布された国務院の通知「改革の深化に関する土地管理の決定」があるという。中国は食料確保のため、耕地18億ムー(約1億2000万ヘクタール)確保の目標を掲げている。そのため農地から住宅地、工業地、商業地への転換する面積は厳しく規制されてきた。

2004年の通知により、新規開拓農地面積を別の場所での農地転用面積に充当することが認められた。ある村の住宅地を農地に転用すれば、別の村の農地を商業地などに転用できるという寸法だ。

この規定は一部の認可された試行地域にのみ適用されるものだが、大々的な都市開発が可能になるとして乱用されるケースが目立つ。広がりを見える中国地方政府による「エンクロージャー(土地囲い込み運動)」。我が家を奪われる農民たちには反発が広がり、各地で抗議活動が相次いでいる。(翻訳・編集/KT)

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