2010年11月2日、韓国紙・朝鮮日報は「中国はなぜ広州を選択したのか」と題した記事を掲載、中国がアジア大会の開催地に広州を選んだ理由を分析した。5日付で環球時報が伝えた。

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広州市内では現在、「タン吐き禁止」「公共の場所で騒いではいけない」などのマナー告知看板が目立つ。地下鉄の座席でトランプをしたり、デパートなどで更衣室以外の場所で着替えたり、歩道を走る自動車など、様々なマナー違反が後を絶たないためだ。

中国はなぜ数ある大都市の中から広州をアジア大会の開催地に選んだのか？同市の知名度は北京や上海には劣るものの、中国の歴史上、あるいは世界の歴史上から見ても広州は重要な都市の1つだった。唐代（618〜907年）や宋代（960〜1279年）には、広州はペルシャやアラブとの貿易による「海のシルクロード」の起点となり、その繁栄は清代（1636〜1912年）まで続き、中国最大の貿易港として栄えた。また、1840年に発生したアヘン戦争の重要な戦場でもあった。そして80年代には改革開放の恩恵を受け、広州は大きく発展した。

現在は、アジア大会の開催をきっかけに世界の超一流都市としての地位を獲得するため、都市環境と市民意識の改善に注力している。（翻訳・編集/HA）