お宝文化財をニセモノにすり替えて売却=悪徳官僚の死刑確定―中国

Record China    2010年11月21日(日) 22時3分

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19日、国内外を震撼させた承徳文化財窃盗事件の最終裁定が下された。中国最高法院は一審判決を支持。李海涛被告に対する死刑判決を承認した。写真は2004年、李海涛。

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2010年11月19日、国内外を震撼させた承徳文化財窃盗事件の最終裁定が下された。中国最高法院は一審判決を支持。李海涛(リー・ハイタオ)被告に対する死刑判決を承認した。新華社が伝えた。

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河北省承徳市は清朝の離宮があった都市。現在も貴重な文化財が保存されている。李は承徳市文物局外八廟管理所文化財保管部副主任、主任、避暑山荘博物院文物保管部副主任などの職を歴任。1993年3月から1997年8月、2001年2月から2002年5月にかけ、文化財保管庫に入り、ニセモノとすり替えたり目録を改ざんすることで、文化財を持ち出していた。

最終的に仏像など259点を盗み出し、うち152点を売却。320万元(約4030万円)と7万2000ドル(約601万円)を手にしていた。盗み出した点数が多いこと、いまだに57点の文化財が回収できていないなど、国家に大きな損害を与えた重罪であると中国最高法院は強調。一審、二審で下された死刑判決を承認した。(翻訳・編集/KT)

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