向こう10年で78の新空港を整備、20年後には人口の95%の空港利用が可能に―中国

Record China    2010年11月23日(火) 8時47分

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22日、中国は2020年までに新たに78の民用空港建設を計画している。実現すれば、中国の民用空港の総数は244カ所になる。写真は建設中の江蘇省淮安漣水空港。

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2010年11月22日、広州日報は、中国が2020年までに新たに78の民用空港建設を計画していると報じた。実現すれば、2020年までに中国の民用空港の総数は244カ所になる。

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記事によると、現在、中国には800を超える20万人規模の都市が存在するが、そのうち民用空港が設置されているのは5分の1にあたる166都市のみ。現状では、大型のハブ空港がすでに飽和状態で、小型空港の整備が遅れている。中国国内の45%の県(日本の町村にあたる)と人口の38%、18%の経済活動区が空輸の恩恵を受けられず、中国では将来、中小規模の空港整備が続いていくだろうと予測されている。

中国国内の空路における旅客輸送量は北京、上海、広州など少数の大都市に集中しており、3大都市だけで総輸送量の32.8%を占めている。09年をみると、年間輸送量が100万人を超える空港が51カ所あり、前年より4カ所増えているが、その51カ所で中国の全輸送量の95.7%となっている。

また、現存する40近い空港では飽和状態に近いかすでに飽和状態で、向こう20年間に航空会社が次々と大型旅客機を導入することが予想され、滑走路や施設もそれに合わせた調整が求められるようになる。さらに、中国は2030年までに、3カ所以上の国際ハブ空港と10カ所以上の国内ハブ空港を新設、95%の人口が100km以内の空港を利用できることを目指している。(翻訳・編集/津野尾)

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