<中印>インドが国境紛争地域に5000人規模の偵察部隊を増派―中国紙

Record China    2010年11月23日(火) 23時36分

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22日、中国紙は、インド軍が11日に中印国境紛争地域であるアルナーチャル・プラデーシュ州に兵力規模5000人の部隊を増派したことを報じ、これを非難した。写真は中印国交60周年式典に出席したインドのクリシュナ外相。

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2010年11月22日、中国青年報は、21日付インド紙ヒンドゥスタン・タイムズの記事を引用しながら、インド軍が11日に中印国境紛争地域であるアルナーチャル・プラデーシュ州に兵力規模5000人の偵察部隊を増派したことを報じ、これを非難した。

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記事によると、同部隊にはチベット人の血統をもつ軍人も多数含まれている。海抜の高い同地では、同地を出身地とする兵士を訓練することによって、環境に適応でき戦闘力を最大限に発揮できるのがその理由だという。

増派のわずか約2週間前、10月29日に、ベトナムのハノイでインドのシン首相は中国の温家宝首相と会談し、温首相の訪印を歓迎すると表明したばかりだった。温首相は今年末に中印国交樹立60周年を祝うためにインドを訪問する可能性を示唆していた。

記事は、「インドが本来中国領土である中国南部とインド東北部の紛争地域アルナーチャル・プラデーシュ州を違法に占領し、兵力を増強しつつある」として、同地域の領有を改めて主張した。ダライ・ラマのチベット亡命政府も兵力1万4000人を動員して「国境警察部隊」を編成しているとも報じた。

近年になって、インドは国境地域で空港や道路、鉄道など大規模なインフラ建設を進めている。すでに建設された道路網は608kmになり、今後さらに3808kmの建設許可もインド政府が出しており、2013年までに完成する予定。建設予定の道路のうち27本は中国が領有を主張するアルナーチャル・プラデーシュ州を通るという。(翻訳・編集/津野尾)

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