科学的素養を持つ人は3%、日本に20年の遅れ―中国

Record China    2010年11月27日(土) 0時44分

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25日、中国国民科学素養調査の結果によると、過去5年間に中国人の科学に関する素養レベルが大幅に向上したが、まだ日本などに20年遅れているという。写真は山東省で行われた小中学生の科学技術コンテスト。

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2010年11月25日、中国科学技術協会が公表した第8回中国国民科学素養調査の結果によると、過去5年間に中国人の科学に関する素養レベルが大幅に向上、基本的な科学の素養を備えた国民の比率は3.27%になった。中国新聞社が伝えた。

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同調査は中国科学普及研究所が、09年11月から10年5月にかけて行った。香港・マカオを除く31の省、自治区、直轄市と、新疆生産建設兵団(軍、政府、企業の共同で開墾・開拓のために組織された社会組織)に住む18〜69歳の中国国民6万9360人を対象に調査、6万8416人から回答を得た。

それによると、「必要な科学知識を理解しているか」「科学的方法が身についているか」「科学的精神を尊んでいるか」の3点が測られ、すべてが基準に達した場合のみを「科学的な素養を備えている」と判断した。「必要な科学知識を理解している」人は14.67%、「科学的方法が身についている」人は9.75%、「科学的精神を尊んでいる」人は64.94%という結果となった。すべての基準を満たした回答者は3.27%だった。

調査結果によると、中国人の科学的素養レベルは、日本、カナダ、EU諸国など先進国の80年代末から90年代はじめのレベルだという。(翻訳・編集/津野尾)

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