2010年12月6日、シンガポール紙・聯合早報によると、北朝鮮には政府に隠れて韓国製のTVドラマを見ている人が多数いるが、ある脱北者の証言から、およそ1000人以上が韓国ドラマを視聴した罪で刑務所に送られていることがわかった。仏AFP通信が伝えた。

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脱北者を支援している団体・NK知識人連帯（North Korea Intellectuals Solidarity）によれば、「韓国ドラマを見た罪」によって、約1200人が北朝鮮北西部に位置する価川（ケチョン）の刑務所に収監されている。この刑務所に収容されている犯罪者全体は約3000人と見られている。

また、この刑務所の関係者は、韓国のドラマを見た罪で収監される犯罪者が1000人を超えたのは初めてのことだと話しており、刑期は2〜5年程度だが他の犯罪者よりも激しい虐待を受ける傾向にあるという。

北朝鮮では一般の人々が外国の流行文化に接することは禁止されており、違反が発覚すると巨額の罰金か禁固刑が科せられる。（翻訳・編集/岡田）