Record China 2010年12月9日(木) 20時15分
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3日、中国・四川省の臥龍中国ジャイアントパンダ保護研究センターでは、パンダの人工繁殖が安定してきたことを受け、ここで誕生したパンダたちを徐々に野生に戻す試みが始まっている。しかし、その方法が滑稽で、各方面から注目を浴びている。
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2010年12月3日、中国・四川省の臥龍中国ジャイアントパンダ保護研究センターでは、パンダの人工繁殖が安定してきたことを受け、ここで誕生したパンダたちを徐々に野生に戻す試みが始まっている。しかし、その方法が滑稽で、各方面から注目を浴びている。チャイナフォトプレスの報道。
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「人への依存心を取り去ってもらいたい」―パンダが野生に戻るためにはきわめて重要なことであり、センター職員らはこれについて真剣だ。しかし、それを実行するための方法がなかなかに奇抜。なんと、試みに参加する全職員が、パンダの着ぐるみを着て“ヒトの気配”を消すのだという。
今回、試みに挑戦したのは生後4カ月、体重8300gのパンダ。母親が夢中で朝食をむさぼっているかたわらで二度寝しているところをこっそり引き離され、蓋をした箱に入れられ、センターの裏山にいざ出陣。箱を抱えて山を登るスタッフは当然、全員が着ぐるみ着用である。それが効果を示したのかどうかは不明だが、生まれて初めて“ヒトから引き離された”子パンダは、センター中に響き渡るような大声で泣きわめいたという。その姿に、「この子は野生に還るだけの元気がある」と一同は大喜び。今後に大きな期待を残し、1時間にわたる試みを終えた。
子パンダはセンターに帰ると、ひどく疲れたのかあっという間に寝ついてしまったとか。なお、記事では「着ぐるみを着こんだおバカな姿に、職員一同が大爆笑した」というくだりがあり、現場スタッフも実はその滑稽さに気づいているようだ。(翻訳・編集/愛玉)
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