Record China 2007年1月4日(木) 19時50分
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中国政府の積極的な支持を受け、昨年の選挙でWHO事務局長に選ばれていた陳馮富珍女史が、年明けのこの日就任した。
2007年1月4日、香港出身の陳馮富珍(マーガレット・チャン)女史(60)が、世界保健機関(WHO)の事務局長に就任した。WHO事務局長の任期は5年。中国人の国連主要機関のトップ就任は初めてとなる。世界保健機関の事務局長選挙は2006年5月、韓国の李鍾郁(イジョンウク)前事務局長の死去後に実施され、陳馮女史は昨年11月8日に当選、翌日9日に開かれた特別総会で正式に承認されていた。
総会で行われた演説の中で、女史は「女性とアフリカ諸国の人々の健康を守ることに重点をおいて活動したい」という考えを述べている。
陳馮女史は1994年から2003年まで香港政府の衛生署長をつとめ、SARS(重症急性呼吸器症候群)対策などの指揮をとった。その後WHOに転身し、2005年から事務局長補として感染症対策を担当、新型インフルエンザ対策などを手がけてきた。今回彼女の当選は、中国政府の積極的な支持を受けて実現したという。
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