<2010年中国10大ニュース・6>日本での購買力に期待、「中国人観光客のビザ発給要件緩和」

Record China    2010年12月31日(金) 13時45分

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2010年に中国で起きた象徴的な10の出来事を「2010年中国10大ニュース」として振り返る。6つ目は中国人観光客のビザ要件緩和。写真は大ヒットした中国映画「狙った恋の落とし方。」の北海道ロケ地。中国人が多く訪れるため、中国語案内が随所で見られる。

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2010年は日中関係が大きく揺れ動く一年となった。中国国内でも災害や万博開催など、さまざまなニュースがあった。象徴的な10の出来事を「2010年中国10大ニュース」として振り返る。

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6つ目のニュースは中国人向け個人観光ビザの発給要件緩和。日本政府は7月、中国本土からの旅行客に対する個人観光ビザの発給要件を大幅に緩和した。個人向け観光ビザは09年7月にすでに解禁されていたが、北京、上海広州の住民のみに限られていた発給対象地域を全国に拡大。また、従来は年収25万元(約312万円)以上の富裕層のみを発給対象としていたものを、大手クレジットカード会社発行のゴールドカード所有者を対象に含め、年収基準を大幅に引き下げ、中間層もターゲットとした。

これにより、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で9月以降やや失速したものの、訪日中国人観光客は2010年1〜11月の累計で前年同期比43.4%増の135万2700人と、国別で最も高い伸びを記録した。以前は単なる観光だけだったのが、購買力の向上により買い物メインの観光客が増加し、最近は検診や治療を組み合わせた医療観光や修学旅行の人気も高まっている。(編集/TH)

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