2011年1月11日までに、北京市質量技術監督局は、電気自動車（EV）用リチウムイオン電池のリサイクルや廃棄に関する標準の草案が完成したと発表した。中国の各メディアが伝えた。

草案によれば、まだ利用できるEV用電池は、街路灯や公園などの電動カーに再利用する。廃棄する場合は指定の専門業者が回収し、再利用できる部品や重金属を取り出して適切に分解処理するよう定めたほか、処理業者には汚水処理施設の完備など環境保全や安全対策を厳しく求める内容となっている。

専門家によればEV用電池の寿命は5年ほどだが、これまで使用済み電池に関する規定はなかった。政府主導による本格的なEVの普及が始まり、業界からは早急な制定が求められている。（翻訳・編集/JX）