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中国の携帯電話が「読書革命」を引き起こした=ケータイ小説が人気上昇―アイルランド紙

Record China    2011年1月16日(日) 20時2分

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10日、アイルランド紙は中国問題に詳しいジャーナリスト、クリフォード・クーナン氏の寄稿「中国の携帯が読書革命を引き起こした」を掲載した。写真は中国の携帯ユーザー。

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2011年1月10日、アイルランド紙アイリッシュ・タイムズは中国問題に詳しいジャーナリスト、クリフォード・クーナン氏の寄稿「中国の携帯が読書革命を引き起こした」を掲載した。13日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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北京や上海の地下鉄で、携帯電話の画面に見入っている人をよく見かける。一見退屈そうだが、実は彼らは一心不乱に手に汗握る小説を読んでいるのだ。それは「ケータイ小説」と呼ばれるもの。数百万の中国人がだんだんと紙の書籍から離れ、携帯電話で小説を読む習慣が広がりつつある。

北京大学の張頤武(ジャン・イーウー)教授は「携帯文学の出現により、衰退していた中編小説や詩の人気が復活するかもしれない」と話す。漢字は1文字で1語を表すことができる表語文字で、1つの単語にいくつものアルファベットを並べる英語と比べ、限られた空間により多くの情報を詰め込むことができる。漢字は「ケータイ小説」にピッタリの文字だといえよう。

こうしたビジネスモデルは日本から学んだものだ。中国には現在、数万人の作家がネット上に無料で作品を掲載しているが、その大部分はそれほど多くの読者が付いているわけではない。ただ、中には数千から数万のファンを集める人もいる。人気作品「鬼吹灯」は映画化の権利が数百万元(1元=約12円)もの高値をつけた。

統計によると、中国では成人の半数近くが「読書の習慣がある」と答え、うち約2億2000万人が「電子媒体を使って読む」、1億2000万人が「携帯電話を使って読む」と回答。「携帯電話でしか読まない」人も2500万人近くに上った。携帯電話はもはや中国人にとって「携帯図書館」だといっても良いだろう。(翻訳・編集/NN)

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