Record China 2011年1月22日(土) 15時56分
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19日、中国最大の祝日・旧正月に、実家へ帰省したがらない「帰省恐怖症」の若者が増加している。ネット上の調査によると、その3大要因は「経済的負担」「帰省チケットの入手困難」「親に結婚を迫られる」だという。写真は年越し前に新年の縁起物を買い求める人々。
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2011年1月19日、中国最大の祝日・春節(旧正月、今年は2月3日)に、実家へ帰省したがらない若者「帰省恐怖症族」が増加している。本来は、家族団らんで過ごす習慣がある大切な日だが、ネット上の調査によると、彼らが帰省を渋る3大要因は「経済的負担」「帰省チケットの入手困難」「親に結婚を迫られる」だという。広州日報が伝えた。
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1982年生まれの陳華(チェン・ホア)さんは、北京に出てきて3年。現在はネット関連会社の技術部門で働いている。月給は5000元(約6万2500円)だが、月2000元(約2万5000円)の家賃に光熱費、交通費とその他生活必需品の購入代を差し引くと、毎月ほぼ残らない。
陳さんはすでに2年、実家に帰っていない。親には「会社の仕事が忙しくて」とウソの理由を言い続けてきたが、今年はもう通用しないだろうと覚悟している。陳さんは、帰省したくない理由について、「列車のチケットは入手困難で、飛行機は高い。貯金もほとんど無くて親に合わせる顔がない」と話す。
農村地区や中小都市から大都会に出てきて働いていながら、春節に帰省しない陳さんのような「帰省恐怖症」の若者が増加している。ネット上で行われた「なぜ春節に帰省しないのか」との調査では、回答者の80%を未婚の男女が占め、約90%が月収4000元(約5万円)以下だった。
帰省しない理由については、44%が「帰省による支出が大きい」との理由を挙げた。帰省すれば、親や親戚に手土産を準備し、親戚の子供達にお年玉を配らなければならず、1〜2カ月分の給与があっという間に消えて無くなるからだ。
その他には、“世界最大の民族大移動”と称される「帰省チケットの入手困難」「親から早期の結婚を迫られ、お見合いなどをさせられる」などの回答が多かった。(翻訳・編集/HA)
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