日中友好にはたくさんの「フォン・シャオガン監督」が必要―華字紙

Record China    2011年1月27日(木) 10時17分

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25日、中国のフォン・シャオガン監督が大震災をテーマにした自身の作品を携えて、神戸を訪問した。日本の華字紙は、日中間のわだかまりを和らげるにはフォン監督のような人材がたくさん必要だと論じている。写真は「狙った恋の落とし方。」のスチール写真。

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2011年1月25日、中国のフォン・シャオガン(馮小剛)監督が大震災をテーマにした自身の作品を携えて、阪神・淡路大震災の被災地、神戸を訪問した。華字紙・日本新華僑報は、日中間のわだかまりを和らげるにはフォン監督のような人材がたくさん必要だと論じている。以下はその内容。

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阪神・淡路大震災から16年目にあたる1月17日、フォン監督が自身の作品である「唐山大地震−想い続けた32年−」を携えて、被災地の兵庫県神戸市を訪れた。監督にとっては、08年の映画「狙った恋の落とし方。(原題:非誠勿擾)」に次ぐ日中文化交流への貢献になる。こうした交流こそが両国民のわだかまりを和らげる1番の近道だ。政治家や一般国民には到底真似できない。

「狙った恋の落とし方。」は08年、中国で大ヒットを記録。北海道での撮影が半分を占めたおかげで中国の人々が日本人の暮らしぶりに関心を持つようになり、北海道への観光ブームが巻き起った。これにより、両国間の相互理解が深まったのは言うまでもない。09年4月に訪中した当時の麻生太郎首相は監督と面会し、感謝の言葉を述べている。

「唐山―」は震災で人生を狂わされた家族の物語。昨年7月に公開され、歴代の興行成績を塗り替える大ヒットを記録した。監督は来日後、08年の四川大地震の際に受けた日本からの多大な支援に感謝の意を表している。こうした人物が果たす役割は大きい。だが、自らの作品や活動を通じて日中友好に貢献している人物はほかにいるだろうか。日中両国に第2、第3のフォン・シャオガンが現れるのが待たれるところである。(翻訳・編集/NN)

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