Record China 2011年2月8日(火) 17時28分
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7日、春節(旧正月)を迎え、中国の子どもたちは冬休みの真っ最中。ところが、嬉々とする子どもたちとは対照的に保護者たちからはため息が漏れている。写真は1月、冬休みに都会で働く親元で過ごす農村部の子どもたち。
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2011年2月7日、春節(旧正月)を迎え、中国の子どもたちは冬休みの真っ最中。ところが、嬉々とする子どもたちとは対照的に保護者たちからはため息が漏れている。広州日報が伝えた。
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その原因は、冬休みの宿題だ。大半は保護者の手を借りなければ終わらないものばかり。「長期休みの度に憂鬱ですよ。仕事より大変です」と話すのは小学生6年生の子どもを持つ張(ジャン)さん。張さんの子どもの宿題は「英語の教科書を毎日読む。会話の部分は保護者に相手をしてもらう」「科学、道徳の教科書を暗記して保護者にサインをもらう」「新しい漢字の練習」「数学オリンピックの過去問題を解く」…。このほか、「中学校の教科書も予習するよう」言われているのだとか。「小学生の保護者は『疲れる』の一言です」と訴える張さん。
また、これほど保護者に頼らなければならない宿題に意味はあるのか?という声も多く上がっている。例えば、ある小学校の1年生に「豆の観察日記をつける」という宿題が出された。毎日、写真を撮り、様子を綴っていくというものだが、1年生が1人でできる範囲を超えている。最初から保護者がやることが前提のような宿題だ。
ここまで保護者の負担が増えた背景には、厳しい受験制度があるようだ。特に小学生のうちは保護者の意識が子どもの成績に直結する場合が多いため、教師も「良い成績が取りたければ親ぐるみで頑張るべき」と思っているふしがあるのだという。だが、子どものためを考えればこのままで良いわけがない。教師や親の意識が変わらなければ、中国の子どもの「宿題依存症」はますます重症化していくだろう。(翻訳・編集/NN)
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