マイクロブログの速報性に新聞・テレビはかなわない―中国共産党機関紙

Record China    2011年2月10日(木) 7時6分

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9日、中国共産党機関紙・人民日報は、「マイクロブログ時代の到来で新聞やテレビはその役割が奪われようとしている」と報じた。写真は2日、「あけおめ」メッセージが殺到した中国のマイクロブログ。

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2011年2月9日、中国共産党機関紙・人民日報は、「マイクロブログ時代の到来で新聞やテレビはその役割が奪われようとしている」と報じた。以下はその概略。

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国家語言資源観測研究センターや北京語言大学など複数の言語研究機関が共同で発表した「2010年度中国メディア10大流行語」で、マイクロブログが上位にランクインした。Googleトレンドの急上昇ワードでも、地震、上海万博に次ぐ第3位。また、上海交通大学が発表した「2010年中国マイクロブログ年度報告」は、2012年と2013年にマイクロブログユーザー数の爆発的増加が起き、市場も成熟期に突入すると予測している。

マイクロブログの出現で大きく変わったことといえば、一般市民が目の前の情報をその場で気軽に発信できるようになったことだろう。その速報性は新聞やテレビは到底かなわない。2008年5月の四川大地震、同年11月のインド・ムンバイでの同時多発テロ、2009年6月のマイケル・ジャクソン逝去などの大事件もすべて、ツイッターが新聞やテレビより先に第1報を伝えた。

マイクロブログを発端とし、社会に大きな影響を与えた2010年の74件の事件のうち、半数近くにオピニオン・リーダー(世論形成者)が存在した。マイクロブログが世論に与える影響の大きさに政府部門も高い関心を寄せるようになり、政府要人や各地の警察当局の幹部らがマイクロブログを開設、ネット上で一般市民と相互交流するようになった。

マイクロブログの台頭は中国の改革開放、社会進歩の重要なシンボルだ。それはこの世界をさらに開放的にし、活気づかせるだろう。だが、その一方で社会は情報過多となる恐れもあることに注意すべきだ。(翻訳・編集/NN)

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