アフリカで存在感高める中国、独裁政権支援や新植民地主義に批判―英メディア

Record China    2011年2月13日(日) 6時29分

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10日、BBC中国語サイトは、中国がアフリカでプレゼンスを高めていることに国際社会の注目が集まっていると伝えた。写真はジンバブエ。

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2011年2月10日、BBC中国語サイトは、アフリカにおける中国の非経済活動に国際社会の注目が集まっていると伝えた。

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中国外交部の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)部長は10日、アフリカ5カ国の歴訪で最初の訪問国であるジンバブエに到着した。近年、中国がアフリカでプレゼンスを高めていることに国際社会の注目が高まっている。

ジンバブエのムガベ大統領は人権を抑圧する独裁者として国際社会より批判されている。2008年の大統領選では、選挙結果を操作したとして国連安保理に非難決議が提出されたが、中国とロシアによって否決された。独裁政権に対する中国の援助に対しても厳しい目が向けられている。

中国とジンバブエは密接な関係を保っており、今回の楊部長訪問でも100億ドル(約8340億円)の投資という大盤振る舞いが予定されている。その狙いはプラチナ、亜鉛、ダイヤモンドなどジンバブエの豊富な鉱物資源にあるとも言われる。

中国人企業家のアフリカ進出も進んでいる。ザンビアのある養鶏農家はBBCの取材に答え、中国人は深夜1時には出勤し働いていると話し、とても競争できないと嘆いた。昨年10月にはザンビア南部の炭鉱で労使紛争が起きたが、中国人管理職が抗議する労働者に向けて発砲した疑いが持たれており、11人が負傷した。

中国のアフリカ進出は「新植民地主義」ではとの批判もあるが、中国企業は現地の法律を守り、利益をもたらせば問題はないと反論。かつての中国が外国からの投資で利益を得たように、最終的にはアフリカの利益になると主張している。(翻訳・編集/KT)

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