世界最大の観覧車の建造とりやめ―上海市

2007年1月11日、上海市虹口区政府によると、政府機関は専門家と共にランドマークとして計画が進んでいた世界最大の観覧車「上海の星・幻想の世界観覧車」について検討を行い、この計画を取り消すことに決めた。

【その他の写真】

もともとの計画では、この巨大観覧車は北外灘に建設され、上海市の新しいシンボルとなる予定だった。観覧車の直径は170m、高さはなんと200m。定員は1080人で、一回転に30分かかるはずであった。現在世界最大のイギリス・ロンドンのテムズ川沿いにある観覧車「ロンドン・アイ」より大きいという。ちなみに日本のお台場にあるパレットタウン大観覧車は、直径約100m、高さ115m。

関係者によると、この計画は陳良宇（ちんりょうう）前上海市党委員会書記のアィデアであり、2006年9月25日に汚職発覚で解任された後、この計画はとりやめになることが明らかとなっていた。