<続報>放射能対策には塩が利く?!食塩買い占め騒ぎの次は返品騒ぎ―中国

Record China    2011年3月20日(日) 9時11分

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19日、羊城晩報は記事「中国の『食塩返品族』、返品拒否に続々苦情」を掲載した。広州市では放射能対策に食塩が有効とのデマこそ収まったものの、新たな問題に直面しているという。写真は18日、上海のスーパーの塩売り場。

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2011年3月19日、羊城晩報は記事「中国の『食塩返品族』、返品拒否に続々苦情」を掲載した。

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中国で「福島原発から漏れた放射性物質が中国まで飛来するのでは」と恐怖に駆られた市民による食塩買い占め騒ぎが続いた。中国ではヨウ素欠乏症対策として食塩にはヨウ素が添加されていることが多く、被ばく対策に有効とのデマが出回ったのが原因だ。実際には食塩に添加されているヨウ素はごく微量で、放射性物質対策には効果がないという。

広東省広州市では16日午後から18日にかけ、塩の買い占め騒ぎが続いた。わずか2日間で平時の販売量1か月分が売れたという。中には十数箱も買い占めた人がいるのだとか。政府、マスメディアの呼びかけにより、食塩による放射能予防効果はデマだとの知識が広がったが、続いて起こったのが返品騒ぎ。「ついつい買いすぎてしまった」人々は販売者に返品を求めているが、店も大量の塩を突き返されてはたまらないと返品を拒否。政府の物価監視部門には、山のような塩を抱えた人々からの「店の不当な返品拒否」を訴える電話が殺到しているという。(翻訳・編集/KT)

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