日本が食品を大量輸入、中国の食品価格への影響は?―中国紙

Record China    2011年3月31日(木) 9時2分

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30日、日本が農産物を大量に輸入する必要が生じたことで、一部食品の値上がりは必至との見方が広まる中、中国紙は「中国の食品価格への影響はない」と報じた。写真は浙江省嘉興市嘉善県の冷凍食品工場。24日、日本向けに冷凍ホウレンソウが20トン出荷された。

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2011年3月30日、福島第1原発の放射能漏れ事故などの影響で日本が中国などから農産物や食品を大量に輸入する必要が生じたことで、一部食品の値上がりは必至との見方が広まる中、中国紙・環球時報は「中国の食品価格が値上がりすることはない」と報じた。以下はその内容。

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福島原発の放射能漏れ事故の影響により、日本政府は食の安全が「高度な警戒が必要な状態」に突入したと宣言、27日には厚生労働省が東京都や周辺5県で99種類の農産物から放射性物質が検出されたと発表するなど、消費者の不安は高まっている。こうなれば、日本の唯一の選択肢は海外からの輸入しかない。

日本は中国や韓国、オーストラリアから農産物や食品を大量に輸入するつもりだ。日本メディアによると、早くも浙江省や福建省、江蘇省などの日本向け冷凍野菜の輸出量は30%増加、冷凍鶏肉も35%も増加した。香港紙によると、日本の農産物に対する需要が大幅に高まったことで、香港では一部野菜の価格が早くも5%ほど値上がり、今年第3四半期の香港のインフレ率は7〜8%に跳ね上がると予想されている。

中国本土にも同様の現象が波及し、インフレを加速させるのではとの懸念が広がっている。だが、中国社会科学院農村発展研究所の李国祥(リー・グオシアン)研究員は「震災前から日本は中国の輸入食品に対する依存度が非常に高かった」とし、「短期的には小幅な値上がりはあるかもしれないが、中国の食品価格に大きな影響はもたらさない」との見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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