中国、未曽有の震災に見舞われた日本に態度を軟化―スイス紙

Record China    2011年4月1日(金) 9時1分

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30日、スイス紙は未曾有の大震災に見舞われた日本に対し、中国が以前のような冷たさを見せなくなったと論じた。写真は30日、北京の小学校で行われた避難訓練。

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2011年3月30日、スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは「心臓に突き刺したナイフ」と題した記事を掲載した。31日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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日本と中国は密接な関係でありながら、互いに憎しみ合っているという間柄だ。だが、日本が未曽有の震災に見舞われてから、中国人の態度が変わった。以前のような厳しい冷たさはもはや感じられない。むしろ同情以上の気持ちを抱いているように見える。

ナイフが心臓に突き刺さったような切羽詰まった状態に陥った時、2つの要素が重要になってくる。それは「根気」と「忍耐」だ。これらは儒教の美徳と考えられている。こうした儒教の精神は東アジアの民族の習慣や文化に深く根付いている。

これほどの災害に遭っても、冷静で毅然としていた日本人の姿は中国人に深い印象を残した。彼らにとって、これほど強い団結力を見たのは初めてではなかっただろうか。規律正しく自我を抑え、ひたすら大局に従う精神は多くの中国人の尊敬を集めた。

日本の被災地に向けた中国の人道支援は、両国の対立関係を緩和させた。中国自身も今後、大量の原発が必要になってくる。日本の今回の地震は中国政府に原発のリスクを再認識させただろう。(翻訳・編集/NN)

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