震災後ボランティアに励んだ中国人留学生たち、日本人との絆さらに強まる―華字紙

Record China    2011年4月7日(木) 13時32分

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6日、日本の華字紙は、呂娟(リュー・ジュエン)太陽昇集団社長の東日本大震災に関する寄稿記事を掲載した。写真は四川大地震の被災地。被災当時の状況をそのまま残し記念碑が建てられた。

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2011年4月6日、華字紙・日本新華僑報は、呂娟(リュー・ジュエン)太陽昇集団社長の東日本大震災に関する寄稿記事を掲載した。以下はその内容。

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この春、日本は第2次大戦以来最大の危機に遭遇、多くの中国人留学生は相次いで帰国の途についた。だが、日本に残り、日本の方々と肩を並べてこの世紀の大災害に立ち向かい、自ら試練を受けることを決めた留学生も少なくなかった。

大地震と津波の後、全日本中国留学人員友好聯誼会(中国学友会)は直ちに在日中国人留学生全員に向け、自らの安全を守ることを前提に被災地に向かい、ボランティア活動に参加するよう呼び掛けた。多くの中国人留学生は秩序を守り、互いに譲り合いながら積極的に被災地での救援活動に協力したのである。

このほか、広島や静岡など各地で多くの中国人留学生が募金活動を行った。彼ら留学生に話を聞いてみると、来日後、勉強面だけでなく生活面でも日本の方々にお世話になった、と話す人が多かった。今回の震災でも、日本人は留学生を含む在日中国人を全く差別することなく助けてくれた。中国人留学生は今こそ日本の社会に恩返しをすべきだろう。

四川省出身の留学生は「四川大地震の際、日本の方々に助けてもらった。だから、今度は自分たちが助ける番」と話す。甘やかされて育ったわがままな一人っ子というイメージが付きまとう今の若者たちだが、彼らは募金箱を持って街角に立った瞬間、被災地でのボランティア活動に志願した瞬間、もはや世間知らずの子どもではなくなっていた。

今回の震災は日本に甚大な被害をもたらしたが、中国人留学生たちは自らを成長させる得難い機会を頂いた。秩序正しい日本人の姿に感動した彼らが日本社会への理解をさらに深めたことは言うまでもない。これで中国人留学生と日本の方々との絆はさらに強まったといえるだろう。(翻訳・編集/NN)

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