北京の商業エリアが活気を取り戻す、飲食業界営業再開の「加速ボタン」は押された―中国メディア

環球網    2020年5月19日(火) 20時20分

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新型コロナウイルス感染状況の好転に連れ、多くの人は家を出て外食するようになった。北京の飲食業界も長い不況期から脱出し、回復のチャンスを迎えた。写真は中華料理。

新型コロナウイルス感染状況の好転に連れ、多くの人は家を出て外食するようになった。北京の飲食業界も長い不況期から脱出し、回復のチャンスを迎えた。先週末から、一部の商業エリアは秩序立った感染防止策を取りながら営業を再開し、客足も順調に伸びている。中でも露天型の飲食街や一般市民にうれしいグルメストリートは特に人気がある。北京日報が伝えた。

日が沈んで夜になると、北京の五棵松華煕商業街はにぎわいを呈し、飲食店が軒を連ねる室外エリアでは、店側はこの季節に合わせてテーブルと椅子を準備した。「テラス席なら涼しくて風通しもよく、私たち5人はわざわざ朝陽区と海淀区からここに来て食事会を開く」と、ビアレストランの前で健康コードを提示しながら取材に応じた顧さんが話してくれた。

華煕商業街の責任者の話によると、飲食店の売り上げはすでに先月より2割も増加した。それだけではなく、商業街の露天広場も活気を取り戻し、市民たちがミルクティーやアイスクリームを片手に買い物を楽しむ姿も随所で見られた。広場でライブ配信をしていた弾き語りの若い男性は人目を集め、観客は安全のために距離を保ち、普段より一回り大きな輪を作って音楽を楽しんだ。

露天型の飲食街のほか、商業エリアにあるグルメストリートも活気を呈している。北京の大型スーパーの首客生鮮が「第一回馬駒橋グルメフェスティバル」を開催し、地元の住民を大いに喜ばせた。家族と共に訪れた馬さんは、「新型肺炎の状況は本当に好転し始めている」と喜んで言った。

その近くの「食工坊」というグルメストリートも市民たちでにぎわっていた。「近くに住んでいて、家族はまだ外で食事をすることに警戒しているので、持ち帰って食べさせる」と、マーラー鍋店の列に並ぶ黄さんはうれしそうに話した。

「すべての従業員が隔離を解除し、健康コードを持って正常な勤務に戻った。現場では2時間置きに消毒作業を行い、それぞれのテーブルに取り箸やスプーンを置くようにしている。飲食業本来の姿をなるべく早く取り戻して、市民たちに安心できるような食事環境を整えたい」と首客生鮮の責任者は話した。

飲食店は普段の人気を取り戻し、「外食」は再び普通のことになった。しかし取材する中で、一部の市民が気を緩め、食事を終えてマスクをつけ忘れたり、会計の時に十分な距離を保っていないなども多々見られた。飲食協会の責任者はこうした状況を懸念し、「新型肺炎はまだ完全に終息したわけではない。外食時は感染防止対策を十分に取ってください」と市民に注意を呼びかけている。(提供/環球網・編集/孫ソウ)

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