米フォードの機密文書を盗んだ元中国人社員に懲役5年10カ月―中国メディア

Record China    2011年4月15日(金) 13時54分

拡大

12日、米フォード社から技術文書4000点を盗んだとして、2009年10月に米当局に逮捕されていた同社の元社員で中国籍の郁向東容疑者(49)に懲役5年10カ月と罰金1万2500ドルが言い渡された。写真は10年9月、南京モーターショーのフォード社ブース。

(1 / 4 枚)

2011年4月12日、米フォード社から技術文書4000点を盗んだとして、2009年10月に米当局に逮捕されていた同社の元社員で中国籍の郁向東(ユー・シャンドン、49)容疑者に懲役5年10カ月と罰金1万2500ドルが言い渡された。14日付で中青在線が伝えた。

その他の写真

郁容疑者は1997年から2007年までフォード社にエンジニアとして在籍していたが、06年末にフォード社のコンピューターから技術文書4000点を盗み出した疑いで、09年10月に米当局に逮捕された。その後、昨年11月には連邦裁判所で正式に罪を認めた。盗み出された技術文書について、フォード社は「わが社のDNA」と称し、5000万ドル(約41億円)の価値に相当するとしている。

同容疑者はフォードを退職した後、ライバル会社である北京汽車工業に就職、昨年シカゴで逮捕されるまで在籍していた。だが、北京汽車側は事件への関与を全面的に否定、同社は一貫して知的財産権を尊重し、自主ブランドの研究・開発に力を入れていると強調している。

米検察側は当初、懲役6年6カ月を請求していたが、最終的に懲役5年10カ月の刑が確定した。郁容疑者は出所後、直ちに中国に強制送還される。(翻訳・編集/NN)

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携