Record China 2011年4月23日(土) 9時24分
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20日、韓国紙は、中国から海を渡って流れ込んでくる「漂着ごみ」の処理費用を請求するため、韓国国土海洋部が調査に乗り出したと報じた。写真は08年6月、世界環境デーに合わせて漂着ごみを回収する浙江省舟山の海事局員ら。
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2011年4月20日、韓国紙・中央日報は、中国から海を渡って流れ込んでくる「漂着ごみ」の処理費用を請求するため、韓国国土海洋部が調査に乗り出したと報じた。米華字サイト・多維新聞が伝えた。以下はその内容。
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中国で不法投棄されたペットボトルやプラスチックごみなどが海流に乗って韓国に漂着し、韓国からのごみが今度は日本に流れ着く。こうした「漂着ごみ」問題は北東アジア地域の頭痛のタネとなっており、韓国当局は現在、中国側にごみ処理費用を請求する準備を進めている。
韓国・全羅南道(チョンラナムド)新安(シンアン)郡庁海洋水産課の担当者は「毎年この地域には5000トン以上の漂着ごみが流れてきていると推測する」と話す。同郡が漂着ごみの処理に使える予算は年間2億ウォン(約1500万円)だが、これでは500〜700トン分しか処理できない。あとは地元のボランティアに頼らざるを得ないというのが現状だ。
実は日本でも韓国側に漂着ごみの処理費用を請求すべきとの声が上がっているが、韓国政府はこれを拒絶している。なぜなら、それら漂着ごみの大半は中国から流れ込んできたものだからだ。中国が韓国にきちんと処理費用を支払わなければ、韓国も日本に支払うことはできない。
韓国国土海洋部は漂着ごみの大半が中国からのものであることを証明するため、現在、仁川(インチョン)や江華(カンファ)など20カ所で漂着ごみの実態を調査している。各地点の調査範囲は2000平方メートル。これを2カ月続けた結果を分析し、データにまとめる予定だ。(翻訳・編集/NN)
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