2011年4月26日、人気韓流ドラマ「妻の誘惑」の“クローン版”と呼ばれる中国の作品「回家的誘惑」が、視聴者人口9．4億人の大ヒットを叩きだした。聯合報が伝えた。

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中国・湖南衛星テレビ製作のドラマ「回家的誘惑」は、2009年に韓国で大ヒットした「妻の誘惑」のリメイク作品。今年2月の放送スタートから同時間帯で全国視聴率1位をキープし、統計によると、これまでに9．4億人が視聴。中国ドラマ界でここ10年間最高の大ヒットを叩きだしている。

夫に裏切られた貞淑な妻が、悪女に大変身して元夫を誘惑するという恩讐劇。主要キャストには香港の歌手で女優レイン・リー（李彩華）のほか、韓国人女優チュ・ジャヒョンを迎え、韓流色がより濃厚に。ストーリーがオリジナル版とまったく同じであるほか、ヒロインのファッションや髪形、美術セットに至るまで酷似し、ネットユーザーからは“クローン版”や“ニセ韓流”の悪名も聞かれている。

ドラマ大ヒットの恩恵を受け、チュ・ジャヒョンの中国での人気もうなぎのぼり。過去に撮影したヌード写真までがネット上に拡散し、話題の人となっている。これを受けてこのほど、「今後は中国を拠点に女優活動する」と宣言した。その理由として、「中国での芸能活動は韓国で感じるようなプレッシャーが少ない」と語り、しばしば自殺騒動まで持ちあがる韓国芸能界の内幕を漏らしている。（翻訳・編集/Mathilda）