Record China 2011年5月6日(金) 7時47分
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4日、中国各地で発がん性のある「毒もやし」が発見され、波紋を呼んでいる。写真は2005年、浙江省杭州市で摘発された「毒もやし」の製造業者。濃塩酸で消毒し、期限切れの下痢止め薬を防腐剤として使用していた。作業員は防毒マスクを着用。
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2011年5月4日、中国各地で発がん性のある「毒もやし」が発見され、波紋を呼んでいる。毎日経済新聞が伝えた。
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「痩肉精」「染色マントウ(蒸しパン)」など食の安全を脅かす事件が相次ぐ中、今度は亜硝酸塩、尿素、合成抗菌剤エンロフロキサシンなどが基準値を大幅に上回る「毒もやし」が遼寧省瀋陽市、山東省済南市、新疆ウイグル自治区ウルムチ市などで発見された。中国農業部は4月末から一部の省・市で出回っているもやしのサンプル調査を開始している。
亜硝酸塩は「工業塩」と呼ばれる白色不透明の結晶体。ハムやベーコンなどに食品添加物として使われている。毒性は比較的強く、0.3〜0.5グラム摂取すると中毒症状を起こし、3グラムほどの摂取で死に至る。エンロフロキサシンは日本では食品への添加が禁止されている。
業界関係者によると、もやしを液体の亜硝酸塩に浸すと色つやが良くなり、鮮度も長期間保てる。また、栽培の段階から大量の化学肥料が与えられるため、硝酸塩の含有量が高いことも分かった。硝酸塩は体内で亜硝酸塩に変換され、これが2級アミンと反応すると発がん性のあるニトロソアミンを生成する。
瀋陽市では先月23日までに「毒もやし」を製造していた闇工場23カ所が摘発され、計30人の身柄が拘束された。押収された「毒もやし」は計55トンに上った。(翻訳・編集/NN)
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