2011年5月7日、税金還付の代行会社グローバル・リファンドが発表した調査報告書から、2010年に中国人観光客がフランスで購入した免税商品の総額が6億5000万ユーロ（約754億円）に達し、2年連続でトップとなったことが分かった。新華社通信が伝えた。

【その他の写真】

2010年に外国人観光客がフランスで購入した免税商品の総額は30億ユーロ（約3480億円）で、中国人観光客の消費が牽引する形となり、2009年と比べて35％増となった。最大の消費は中国人だが、2位はロシア人観光客で、2億2000万ユーロ（約255億円）だった。

報告書によれば、買い物が目的の場合、フランスはイタリアやイギリス、ドイツを抑えて欧州で外国人観光客に最も人気の高い国となっており、中国人観光客が海外で購入した商品の3分の1がフランスで購入したものだという。報告書では、2011年もフランスにおける免税商品の販売高は上昇を続け、2010年と比べて28％増になることが予測されている。（翻訳・編集/岡田）