中国で「シルバー産業」が成長、親子同居を嫌う傾向高まる―英メディア

Record China    2011年5月11日(水) 13時25分

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6日、高齢化が進む中国でシルバー産業が活発になっている。経済成長と欧米の生活観の影響から、中国の高齢者の余生の過ごし方に変化が生じているという。写真は山東省の団地の老人向けサービスセンター。

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2011年5月6日、英紙フィナンシャル・タイムズの中国語サイトによると、高齢化が進む中国でシルバー産業が活発になっている。経済成長と欧米の生活観の影響から、高齢者の余生の過ごし方に変化が生じているという。

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60歳以上の高齢者が総人口に占める割合は、10年前には10%をわずかに超える程度だったが、最新の統計調査では、その割合は13.3%に達した。過去10年間で総人口は5.84%増え、13億3900万人となっている。上海市では60歳以上人口は全体の5分の1に達しており、2030年には29%を占めることが予想されている。

かつては住宅不足などから親子の同居は当たり前だったが、現在は経済的に豊かになったことや、世代間の意識や価値観の相違・変化から同居したがらない人が増え、こうした変化が不動産会社や保険会社などの投資による「銀色之城」(シルバータウン)と呼ばれる民営老人ホームなど、新たなシルバー産業を生む土壌となっている。

中国におけるシルバー産業はまだ始まったばかりの状態にある。人々の意識は現在も変化を続けており、上海最大の老人コミュニティー「親和源」(Cherish Yearn)の代表者は「社会が変化を続けているということは、老人介護サービス市場に大きな利益を生む余地があることを示している。中国で本当にお金を持っているのは老人世代だ」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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