米国は中国の助けを借りてパキスタンとの関係を修復すべき―米誌

Record China    2011年5月14日(土) 6時24分

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12日、米誌は「中国:我々のパキスタンとの関係修復に一役買ってくれる」と題した記事で、米国は中国とパキスタンの友好関係を利用してパキスタンとの関係を修復すべきだと論じた。写真はビンラディン死亡のニュースを見る武漢市民。

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2011年5月12日、米誌フォーリン・ポリシーは「中国:我々のパキスタンとの関係修復に一役買ってくれる」と題した記事で、米国は中国とパキスタンの友好関係を利用してパキスタンとの関係を修復すべきだと論じた。新華網が伝えた。以下はその内容。

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米国では国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者がパキスタン国内に潜伏していたことから、同国政府が何らかの援助を行っていたものとみて非難の声が上がっている。これに対し、同国のギラニ首相は「ビンラディンをかくまっていない」と否定した。米国ではパキスタンへの支援を中止すべきとの声も上がっているが、もし本当に中止すればパキスタンは報復に出ることは間違いない。

ビンラディン容疑者の急襲時に爆破されたヘリコプターは米軍のステルスヘリだったと軍事専門家らはみているが、パキスタンは報復のため、この残骸を友好関係にある中国に引き渡す可能性が高い。そうなれば、2〜3年のうちに米国は中国が「独自に作った」ステルスヘリを目にすることになるだろう。

では、米国がパキスタンとの関係を安定させる最も良い方法は何か?それは中国と協力することだ。オバマ大統領は今週ワシントンで開かれる米中戦略・経済対話で中国を上手く取り込み、中国の影響力を借りてパキスタンとの関係を修復すべきだ。だが、それは両国の利害が一致しなければ長続きしない。

中国はパキスタンの農業生産率を上げ、安定した食糧の供給を得たい。一方で米国はパキスタンの経済を成長させ、政治を安定させたい。そうすれば経済支援も必要なくなるし、米国に脅威も与えなくなる。そして、パキスタンも隣国のアフガニスタンのような動乱は避けたい。オバマ政府は3者それぞれが利益を得る「ウィン・ウィン・ウィン」の関係を協調していけば良いだろう。(翻訳・編集/NN)

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