海賊版ソフトによる権利者の損害額、つまりは同ソフト流通額、トップは米、中国が2位―国際団体調査

Record China    2011年5月16日(月) 13時30分

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13日、2010年に日本が世界で最も海賊版使用比率が低い国だったことがわかった。写真は河北省石家庄市で販売される海賊版Windows7。

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2011年5月13日、中国の網易遊戯頻道によると、このほどビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)が発表した報告書で、2010年に日本が世界で最も海賊版使用比率が低い国だったことがわかった。海賊版により最も経済的損害を受けたのは米国で、次に中国との結果となった。

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記事によると海賊版使用比率は、海賊版ソフトの総数をインストールされたソフトの総数で割って算出。損害額は、海賊版ソフトの総数にソフトの平均価格をかけて算出した。調査対象国は116カ国・地域。

2010年の統計によると、日本のパソコンソフトの海賊版使用率は20%で、前年より1%改善され、03年以来の世界一「海賊版の使用が少ない国」となった。米国とルクセンブルグが日本に続いた。同報告書は、日本の海賊版使用比率が下がった理由として、知的財産保護に関する立法と処罰規定の整備によると分析。日本では個人による知的財産権の侵害行為に対しては、最高10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が科される。

ただし、日本における海賊版による損害額は16億2400万ドルに上り、依然として世界トップ10に入っているという。米国における同損害額は95億ドルでトップ、次に中国の77億ドル、3位はロシアの28億ドル。世界の平均海賊版使用率は42%で、調査した半数以上の国で62%を超えていた。(翻訳・編集/津野尾)

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