川で溺れた男性を救った中国人研修生、地元署から感謝状贈られる―富山県

Record China    2011年5月17日(火) 11時57分

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16日、日本の華字紙は現地メディアの報道を引用し、富山北署が12日、中国人研修生、趙立科さん(33)に川で溺れていた男性を救ったとして感謝状を贈ったと報じた。写真は趙さんの出身地、遼寧省撫順市。

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2011年5月16日、華字紙・日本新華僑報は現地メディアの報道を引用し、富山北署が12日、川で溺れていた男性を救ったとして中国人研修生、趙立科(ジャオ・リーコー)さん(33)に感謝状を贈ったと報じた。

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趙さんは先月29日の夕方6時ごろ、自転車で買い物に行く途中、富山市水橋辻ケ堂の白岩川河口付近で年配の男性が水中でもがいているのを発見。橋から100mほど離れており、「最初は状況が良く理解できなかった」が、良く見てみると男性が手を振って助けを求めていた。趙さんは迷わず自転車を乗り捨て、男性を助けに向かった。

男性は岸壁から1mほど下で何とか水面から頭だけ出し、両手で係留用のロープにしがみついていた。趙さんは力を込めてロープをたぐり寄せ、男性を岸辺に引き上げることに成功した。この日の水温は12度で、20分以上もがき続けていた男性は疲れ切って話もできない状態だったという。

数日後、男性は妻を伴い、趙さんの元を訪れお礼を言った。男性の元気そうな姿を見た趙さんは「当たり前のことをしただけです。誰でも同じことをしたと思います。元気になって良かったです」と謙虚に話した。

遼寧省撫順市出身の趙さんは昨年3月から日本の農業技術を学ぶため、同市浜黒崎の「農業法人有限会社せきの」で研修を受けている。「どうすればおいしい米が作れるのか学びたい。日本語もきちんと勉強して農業を通じた中日両国の交流を促進していきたいです」と抱負を語った。(翻訳・編集/NN)

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