規制政策に中国本土妊婦が新たな“裏技”、緊急治療室での駆け込み出産が5割増―香港

Record China    2011年5月29日(日) 12時23分

拡大

27日、「中国本土の妊婦による出産入院」の予約打ち切りを決定した香港では、産気づいてから緊急救命室(ER)に駆け込み、そこで出産する本土妊婦が急増している。写真は湖北省の妊婦。

(1 / 3 枚)

2011年5月27日、中国本土の妊婦による出産入院が問題になっている香港で医院管理局が今年の予約打ち切りを決定したことを受け、産気づいてから緊急治療室(ER)へ駆け込み、そこで出産する本土妊婦が急増している。香港紙・文匯報の報道を基に人民日報(電子版)が伝えた。

その他の写真

本土妊婦の今年の受け入れが事実上拒否されたことにより、来年の公立病院の出産入院予約も昨年の1万件から3000件あまりに大幅減少。中でも広華、屯門、プリンス・オブ・ウェールズの3病院は来年も本土妊婦を受け入れない方針だという。報告によると、今年1〜4月に香港入境を拒否された本土妊婦は約480人。しかし、同期間に本土妊婦が出産した子供は3995人となっており、昨年同期の2781人より47%も増えている。

どうしても香港で子供を産みたい本土妊婦によるER出産は、今年1〜4月に313件発生。昨年同期比で52%の大幅増となった。ER出産は今後さらに増えると予想され、香港医院管理局産婦人科中央統括委員会の張徳康(ジャン・ダーカン)主席は、昨年の約800人から、今年は1000人に増えると予測。ER出産を選択する妊婦は産前検診を受けておらず、リスクが大きい。こうしたことから張主席は、予約なしの出産入院に対する罰金を現行の4万8000香港ドル(約50万円)から9万香港ドル(約93万円)に引き上げるべきだと主張している。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携