Record China 2011年6月6日(月) 11時18分
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31日、頻発する食品安全事件などの影響で、中国では菜食主義がブームになりつつあるという。北京などの主要都市ではベジタリアンレストランが増加している。資料写真。
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2011年5月31日、アラブ首長国連邦(UAE)の英字紙ナショナルは、頻発する食品安全事件などの影響で、中国では菜食主義がブームになりつつあると報じた。北京などの主要都市ではベジタリアンレストランが増加しているという。3日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、中国の庶民はかつて高価な肉類には手が出ず、野菜中心の食事が一般的だったという。しかし経済発展とともに肉類の消費量が急増、現在では40年前の約5倍となった。商談や会食、冠婚葬祭の席でも大量に振舞われる肉料理は欠かせないものとなっている。
その一方で、菜食主義者も増加しているという。かつて肉類を食べない人は宗教的理由が多かったが、最近では動物愛護や環境保護、健康上の理由、さらには安全性に対する不安から菜食主義者に転ずる人々が増えている。今年に入って明るみに出た、豚肉に薬品を注入して牛肉に偽装する「牛肉膏事件」などは食肉の安全を脅かしている代表的な例だ。
10年ほど前には、北京市でも数えるほどのベジタリアンレストランしかなかったが、最近は宗教色を排除したおしゃれなベジタリアンレストランが100件以上オープンしているという。肉を供しないレストランを会食の席に選ぶ人々が少数派だったのは昔の話。今は接待で利用する顧客でにぎわっているという。(翻訳・編集/HA)
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